「毎月頑張って働いているのに、なかなかお金が増えない。」
そんなふうに感じたことはありませんか?
住宅ローンの返済、子どもの教育費、食費や光熱費の値上がり…。
30代は、人生の中でも特にお金がかかる時期です。
「将来のために貯金をしなきゃ」と思っていても、気づけば毎月の給料はほとんど残らない。
そんな家庭も少なくないでしょう。
さらに最近では、物価は上がり続け、社会保険料や税金の負担も重くなっています。
「今までのように貯金だけで本当に大丈夫なのだろうか。」
私自身、子どもが生まれてから、そう考えるようになりました。
お金に困らない人生を送りたい。
子どもには、進学や夢をお金を理由に諦めてほしくない。
老後に子どもへ負担をかけたくない。
そう思い、お金について本気で勉強した結果、私がたどり着いた答えが「長期・積立・分散によるインデックス投資」でした。
この記事では、
- なぜ今の時代に投資が必要なのか
- なぜ貯金だけでは不十分なのか
- 初心者は何に投資すればいいのか
- なぜNISAがおすすめなのか
を、投資初心者の方にも分かりやすく解説します。
投資は、お金持ちだけがやるものではありません。
家族の未来を守りたいと思う、私たち30代子育て世代こそ知っておきたい「お金の教養」です。
この記事が、あなたとご家族の未来を考えるきっかけになれば幸いです。
❶ 日本人は現金を持ちすぎている
「投資は怖い。」
「お金が減るかもしれない。」
そう思って、銀行口座にお金を預けたままにしている人は少なくありません。
実際、日本では資産の多くを現金や預金で保有している人が多く、「投資は一部の詳しい人がやるもの」というイメージが今でも根強く残っています。
私も最初は同じでした。
給料が入れば銀行に預け、余ったお金もそのまま貯金。将来のためには「貯金が一番安全」だと思っていたのです。
しかし、世の中を見渡してみると、「貯金だけで安心だった時代」は少しずつ終わりを迎えています。
1. 日本は投資をしている人の割合が低い
例えばアメリカでは、多くの家庭が株式や投資信託を保有し、資産形成をしています。
一方、日本では、家計の金融資産の多くが現金・預金です。
「投資は危ない」
「損をするかもしれない」
そんなイメージから、一歩を踏み出せない人が多いのが現状です。
もちろん、投資には価格が上下するリスクがあります。
ですが、その一方で、何十年もの間、現金だけを持ち続けることにも、実は大きなリスクがあるのです。
2. 現金だけでは資産は増えない時代
少し思い出してみてください。
数年前と比べて、スーパーで買い物をすると「高くなったな」と感じることはありませんか。
以前なら1万円で買えていた食材が、今では1万2千円、あるいは1万5千円近くになることもあります。
これは、お金の価値が下がり、物価が上がっているからです。
銀行に100万円を預けていても、金額は100万円のままです。
しかし、その100万円で買える物の量は年々減っていきます。
つまり、お金は減っていなくても、「価値」は減っているのです。
だからこそ、これからの時代は、ただ貯金するだけでは資産を守ることは難しくなっています。
資産を守るためには、お金にも働いてもらうことが必要です。
その第一歩として、多くの人におすすめしたいのが、NISAを活用した全世界株式や全米株式のインデックス投資です。
次の章では、「なぜ国がNISAやiDeCoを推進しているのか」という視点から、投資が必要な理由をさらに詳しく解説していきます。
❷ なぜ今、投資が必要なのか
30代は、人生で最もお金が必要になる時期です。
住宅ローンを返済しながら、子どもの教育費を準備し、家族旅行にも行きたい。そして、自分たちの老後資金も考えなければなりません。
しかし、その一方で、日本を取り巻く環境は少しずつ変化しています。
少子高齢化は今後も進み、社会保険料や税金の負担は増える可能性があります。物価は上がり続け、退職金は減少傾向です。
つまり、「一生懸命働いて貯金をするだけ」で安心できる時代ではなくなりつつあります。
だからこそ今、給料だけに頼るのではなく、お金にも働いてもらう「資産形成」が必要なのです。
その第一歩として、多くの人に活用してほしい制度が、NISAやiDeCoです。
1. 政府がNISA・iDeCoを推進している理由
「国が投資を勧めるなんて、なんだか怪しい。」
そう思う人もいるかもしれません。
ですが、少し考えてみてください。
もし今の年金制度だけで、これから何十年先まで安心して暮らせるのであれば、国はわざわざNISAやiDeCoのような税制優遇制度を作る必要はありません。
NISAでは運用益が非課税になり、iDeCoでは掛金が所得控除の対象になるなど、大きな税制メリットがあります。
これは、「自分の老後資金は、自分でも準備してほしい」という国からのメッセージだと私は考えています。
もちろん、年金制度がすぐになくなるわけではありません。
しかし、将来の社会を考えれば、公的年金だけに頼らず、自分自身でも資産を育てていくことが大切な時代になっています。
2. 少子高齢化で年金制度だけに頼るのは難しい
日本では、子どもの数が減り、高齢者の割合は増え続けています。
現在の年金制度は、現役世代が納めた保険料で高齢者を支える「賦課方式」が基本です。
つまり、支える人が減り、支えられる人が増えれば、制度を維持することは今よりも簡単ではありません。
将来の年金額が減るのか、受給開始年齢がさらに引き上げられるのか、それとも保険料が増えるのか。
どのような形になるかは誰にも分かりません。
だからこそ私は、「年金はもらえたらラッキー」くらいの気持ちで、自分でも老後資金を準備しています。
将来を悲観するためではなく、家族を安心させるためです。
3. 社会保険料や税金の負担は今後も増える可能性が高い
近年、「給料は上がったのに、手取りはあまり増えない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
その理由の一つが、社会保険料や税金です。
少子高齢化が進めば、高齢者を支えるための医療費や介護費は増えていきます。
その財源を確保するために、現役世代の負担が大きくなる可能性は十分考えられます。
もし手取りが増えにくい時代が続くのであれば、「収入を増やす」だけではなく、「資産にも働いてもらう」という考え方が重要になります。
働いている時間だけお金を得るのではなく、投資によって24時間資産にも働いてもらう。
それが資産形成の魅力です。
4. 退職金だけでは老後資金を賄えない時代
ひと昔前は、「退職金と年金があるから老後は安心」と言われていました。
しかし、終身雇用は以前ほど当たり前ではなくなり、退職金制度を縮小・廃止する企業も増えています。
30代の私たちが定年を迎える30年後、40年後には、今と同じ制度が残っているとは限りません。
だから私は、退職金をあてにしない人生設計をしています。
もし退職金がもらえれば、それは大きなプラス。
でも、なくても生活できるように準備をしておく。
その方が、将来への不安はずっと小さくなります。
30代から毎月コツコツと積立投資を続ければ、「時間」という最大の武器を味方につけることができます。
子どもたちが大人になる頃、自分たちの老後を迎える頃、「あのとき始めておいて本当に良かった」と思える可能性は高いでしょう。
❸ 投資は危険なのか?
「投資は怖い。」
この言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
私も投資を始める前はそう思っていました。
「もしお金が半分になったらどうしよう。」
「子どもの教育費がなくなったらどうしよう。」
家族がいるからこそ、大切なお金を減らしたくない。その気持ちは当然です。
しかし、投資を学ぶうちに、私の考え方は大きく変わりました。
それは、「投資をすることだけがリスクではない」ということです。
むしろ、投資をしないことにも、気づきにくいリスクがあります。
ここでは、私が投資を始める決断をした理由をお話しします。
1. 実は会社の給料だけに依存する方がリスク
私たちの生活は、毎月の給料によって支えられています。
だからこそ、多くの人は「会社があるから安心」と考えています。
ですが、本当にそうでしょうか。
今勤めている会社は、30年後も存在しているでしょうか。
自分が定年まで働き続けられる保証はあるでしょうか。
景気の悪化、AIの進化、業界の変化など、未来は誰にも分かりません。
もし収入源が会社の給料だけだった場合、その会社に何かあれば、家計は大きな影響を受けます。
これは、一つの会社に自分の人生を預けている状態とも言えます。
私は、それこそが大きなリスクだと思っています。
だからこそ、給料とは別に「資産にも働いてもらう仕組み」を作ることが大切だと考えています。
投資は、お金が自分の代わりに働いてくれる仕組みです。
給料以外の収入源を少しずつ育てていくことは、家族を守ることにもつながります。
2. 日本円だけを持つことは、日本円に集中投資と同じ
「私は投資をしていません。」
そう話す人でも、実は投資をしています。
それは、日本円だけを持つという選択です。
銀行口座にあるお金は、すべて日本円です。
つまり、日本という一つの国の通貨だけを保有している状態です。
もし日本円の価値が下がれば、その資産価値も下がります。
実際、近年は物価が上昇し、「昔より生活費が高くなった」と感じる場面が増えています。
また、円安が進むと、海外の商品やエネルギー価格の影響を受け、生活費が上がることもあります。
「投資をしない」という選択も、見方を変えれば、日本円に資産を集中させているということなのです。
だから私は、資産の一部を世界中の企業へ分散させることで、日本だけに依存しない家計を目指しています。
3. リスクは分散することで小さくできる
「投資」と聞くと、一つの会社の株を買って、大きく儲けたり、大きく損をしたりするイメージを持つ人も多いでしょう。
もちろん、そのような投資もあります。
ですが、私が30代の子育て世代におすすめしたいのは、そのような投資ではありません。
おすすめしたいのは、全世界株式や全米株式のインデックスファンドです。
例えば全世界株式なら、世界中の何千社もの企業にまとめて投資できます。
ある会社の業績が悪くなっても、他の会社が成長すれば全体への影響は小さくなります。
さらに、指数の構成銘柄は定期的に見直されるため、成長が期待される企業が組み入れられ、比率も調整されていきます。
つまり、自分で企業を選び続けなくても、市場全体の成長に乗ることができるのです。
もちろん、株価は短期的には大きく下がることもあります。
ですが、長期・積立・分散という基本を守れば、リスクを抑えながら資産形成を目指せる可能性があります。
私が投資をしている理由は、一攫千金を狙うためではありません。
子どもが大人になったとき、教育費や老後のお金に追われることなく、「あのとき始めておいてよかった」と思える未来をつくるためです。
家族を守るために、給料だけでなく、資産にも少しずつ働いてもらう。
私は、それがこれからの時代の賢い選択だと考えています。
❹ 初心者が選ぶべきなのはインデックス投資
ここまで読んで、
「投資が必要なのは分かった。でも何を買えばいいの?」
そう思った方も多いのではないでしょうか。
実は、私も投資を始める前は同じでした。
SNSやYouTubeを見ると、「この株が儲かる」「今は○○が熱い」といった情報が次々に流れてきます。
どれを信じればいいのか分からず、結局何も始められませんでした。
しかし、たくさん勉強する中で、一つの結論にたどり着きました。
それは、初心者ほどシンプルな投資を選ぶべきということです。
私がおすすめするのは、NISAを利用してインデックスファンドを長期で積み立てる方法です。
派手に大きく儲ける投資ではありません。
ですが、家族との時間を大切にしながら、将来の資産をコツコツ育てていける方法だと考えています。
1. NISAで積立投資を始めよう
もし今から投資を始めるなら、NISAを活用してください。
NISAは、投資で得た利益に税金がかからない制度です。
通常であれば、投資で利益が出ると税金がかかります。
しかし、NISAを利用すれば、その利益を非課税で受け取ることができます。
これは初心者にとって、とても大きなメリットです。
国がここまで手厚い制度を用意しているのですから、利用しない理由はあまりありません。
もちろん、生活費を削って無理に投資をする必要はありません。
まずは固定費を見直し、毎月少しでも余剰資金を作ること。
その余剰資金の範囲で積立投資を始めれば十分です。
家族の生活を守りながら、将来の資産も育てていく。
その第一歩として、NISAはとても相性の良い制度です。
2. おすすめは全世界株式か全米株式
「NISAを始めるのは分かった。でも何を買えばいいの?」
ここが一番悩むポイントだと思います。
私がおすすめするのは、全世界株式インデックスファンド、または全米株式インデックスファンドです。
全世界株式は、その名のとおり世界中の企業に分散投資できる商品です。
数千社にまとめて投資できるため、一つの会社の業績に左右されにくいという特徴があります。
一方、全米株式は、アメリカの企業を中心に投資する商品です。
アメリカには、Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA、Meta、Googleなど、世界を代表する企業が数多くあります。
世界経済をけん引する企業に投資したいと考える人には魅力的な選択肢です。
「どちらが正解か」と聞かれることがありますが、私はどちらを選んでも大きな間違いではないと考えています。
大切なのは、「どの商品を選ぶか」よりも、「長く続けること」です。
3. 毎月コツコツ積み立てるだけでいい
投資と聞くと、
「毎日株価をチェックしないといけない。」
「売ったり買ったりを繰り返すんでしょ?」
そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。
ですが、インデックス投資は違います。
一度積立設定をすれば、毎月自動で買い付けてくれます。
株価が上がっても、下がっても、決まった日に同じ金額を積み立てるだけ。
難しい知識も、毎日の値動きを気にする必要もありません。
その時間があるなら、私は家族と出かけたり、子どもと遊んだり、趣味を楽しんだりした方が、人生は豊かになると思っています。
投資は、人生の主役ではありません。
人生を豊かにするための「手段」の一つです。
だからこそ、投資に人生を振り回されるのではなく、積立設定をしたら、あとは普段どおりの生活を送ればいいのです。
30代には、20年、30年という長い時間があります。
この「時間」は、誰にも真似できない最大の武器です。
毎月コツコツ積み立てることは、一見地味に見えるかもしれません。
しかし、その積み重ねが、10年後、20年後の家計に大きな差を生み出す可能性があります。
派手な一攫千金を狙うのではなく、家族との時間を大切にしながら、将来の安心を少しずつ育てていく。
私は、それが30代の子育て世代に最も合った投資法だと考えています。
❺ 全世界株式とは何か
ここまで読んで、「全世界株式がおすすめなのは分かった。でも実際にはどんな商品なの?」と思った方もいるでしょう。
私も最初は、「世界中の株を買うなんて、お金持ちだけができることじゃないの?」と思っていました。
ですが、調べてみると、そのイメージはまったく違いました。
全世界株式とは、一言でいうと「世界中の企業を一つにまとめた詰め合わせパック」のようなものです。
スーパーで野菜を一つずつ選ぶよりも、必要な野菜が入ったセットを買う方が簡単ですよね。
それと同じように、何千社もの企業に一度に投資できるのが全世界株式です。
自分で「どの会社が伸びるだろう」と悩む必要はありません。
忙しい30代の子育て世代だからこそ、シンプルで続けやすい投資方法を選ぶことが大切だと私は思っています。
1. 約8,000社にまとめて投資できる
全世界株式のインデックスファンドは、世界中の多くの企業にまとめて投資できる商品です。
例えば、アメリカのAppleやMicrosoft、日本のトヨタ自動車、ヨーロッパや新興国の企業など、世界各国の企業に幅広く投資します。
つまり、一つの商品を買うだけで、何千社もの企業のオーナーの一人になるようなイメージです。
もちろん、すべての企業に同じ金額を投資しているわけではありません。
企業の規模などに応じて、それぞれ異なる割合で組み入れられています。
もし自分で8,000社の株を買おうとしたら、莫大なお金と時間が必要です。
しかし、インデックスファンドなら、毎月数千円や数万円からでも世界中へ分散投資を始めることができます。
これほど初心者にやさしい商品は、なかなかありません。
2. 一社が倒産しても全体への影響は小さい
投資で怖いのは、「買った会社が倒産してしまうこと」です。
実際、一つの会社だけに投資していると、その会社が大きな損失を出したり、倒産したりした場合、資産が大きく減ってしまう可能性があります。
だから私は、初心者に個別株投資をおすすめしません。
一方、全世界株式は何千社にも分散投資しています。
仮に一社の株価が大きく下がったとしても、他の多くの企業が成長していれば、その影響は全体の中では小さくなります。
実際、これまでにも世界では多くの企業が誕生し、そして姿を消してきました。
しかし、その一方で、新しい企業が生まれ、世界経済は成長を続けてきました。
一社の未来を当てるのは難しくても、「世界全体はこれからも発展していく」と考える方が、私は再現性の高い投資だと思っています。
3. プロが自動で銘柄を入れ替えてくれる
「もし今入っている会社が将来ダメになったらどうするの?」
私も最初は、そんな疑問を持っていました。
でも、心配する必要はありません。
全世界株式のインデックスファンドは、特定の指数に連動することを目指して運用されています。
その指数は定期的に見直され、対象となる企業や構成比率が変更されます。
ファンドは、その指数に合わせて銘柄や割合を調整していきます。
つまり、自分で「この会社は売った方がいいかな」「次はどの会社を買おうかな」と悩み続ける必要はありません。
世界経済の変化に合わせて、ファンドが指数に沿った運用を続けてくれるのです。
もちろん、将来も必ず利益が出るとは限りません。
ですが、自分一人で何千社を分析するよりも、市場全体に広く分散し、長期で保有する方が、初心者にとって現実的で続けやすい方法だと私は考えています。
子育て世代にとって一番大切なのは、毎日株価とにらめっこをすることではありません。
子どもと遊ぶ時間、家族で食卓を囲む時間、旅行や思い出をつくる時間です。
投資は、その大切な時間を犠牲にするものではなく、将来の安心を支えるための仕組みであるべきです。
だから私は、「難しいことはプロや仕組みに任せて、自分は家族との時間を大切にする。」そんな投資スタイルを選んでいます。
❻ なぜ株価は長期的に成長してきたのか
「本当に世界の株は何十年も成長し続けるの?」
投資を始める前の私は、この疑問がどうしても解決できませんでした。
「もう十分に成長しているんじゃないの?」
「これからは下がり続けるかもしれない。」
そんな不安があったからです。
でも、世界経済の歴史を調べてみると、株価が長期的に成長してきた理由が少しずつ見えてきました。
もちろん、株価は毎年上がるわけではありません。
リーマンショックやコロナショックのように、大きく下落する年もあります。
それでも長い目で見ると、世界経済は成長を続け、それに合わせて株価も上昇してきました。
その理由を、私なりに分かりやすく説明します。
1. 世界人口は長期では増加してきた。これからも増加し続ける
世界では、長い目で見ると人口が増え続けてきました。
人口が増えるということは、それだけ商品やサービスを利用する人が増えるということです。
例えば、新しく子どもが生まれれば、おむつやミルクを買います。
少し大きくなれば、洋服やランドセルを買います。
学生になればスマートフォンを持ち、大人になれば車を買い、家を建てる人もいます。
私たち家族も、子どもが生まれてから、驚くほど買う物が増えました。
子どもの成長とともに、お金を使う場面は次々と増えていきます。
それは世界中でも同じです。
人が増えれば経済活動が活発になり、企業が利益を上げるチャンスも増えていきます。
これが、世界経済が長期的に成長してきた理由の一つです。
2. 世界経済は成長を続けてきた
100年前と今を比べると、私たちの生活は大きく変わりました。
昔は手紙でやり取りしていたものが、今ではスマートフォン一つで世界中の人とつながれます。
欲しい物はネットで注文すれば翌日に届きます。
AIや自動運転、再生可能エネルギーなど、新しい技術も次々に生まれています。
便利なサービスが増えれば、人々はお金を使い、その結果、企業の売上や利益も伸びていきます。
もちろん、景気が悪くなる時期もあります。
しかし、人類はそのたびに新しい技術やサービスを生み出し、経済を発展させてきました。
私は、この「人類はより便利な社会をつくろうとする力」が、世界経済を支えているのだと思っています。
3. 優れた企業は利益を伸ばし続ける
私たちの身の回りを見渡してみると、毎日のように利用している企業がたくさんあります。
朝起きてスマートフォンを見る。
動画を見たり、検索をしたり、ネットで買い物をしたり。
仕事ではパソコンを使い、休日には家族で外食を楽しむ。
私たちは知らないうちに、多くの企業のサービスを利用しています。
そして、その企業はより良い商品やサービスを作るために競争を続けています。
利益を出せなくなった企業は衰退し、新しい企業が成長していく。
世界経済は、この繰り返しによって発展してきました。
全世界株式は、こうした世界中の企業へ幅広く投資する商品です。
一つの企業が成長するかどうかを予想するのではなく、「世界全体の成長」を信じて投資できることが、大きな魅力だと私は考えています。
4. 日本の人口は減少しても、世界人口は増えている
「でも、日本は人口が減っているよね。」
そう思う方もいるでしょう。
その通りです。
日本では少子高齢化が進み、人口は今後も減少すると予測されています。
だからこそ、「日本だけ」に投資することに不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、私が投資しているのは日本だけではありません。
全世界株式は、アメリカ、ヨーロッパ、新興国など、世界中の企業に投資する商品です。
世界には、これから人口が増え、経済成長が期待される国も数多くあります。
ある国の経済が伸び悩んでも、別の国が成長することもあります。
だから私は、一つの国の未来を予想するのではなく、世界全体の成長に期待して投資を続けています。
日本だけを見ると人口は減少しています。
しかし、全世界株式は世界中の企業へ投資する商品です。
日本経済だけに賭けるのではなく、世界経済全体の成長に投資することができます。
30代の私たちには、20年、30年という長い時間があります。
その時間を味方につけながら、世界中の企業と一緒に成長していく。
私は、それが子どもたちの未来を守るための、最も現実的な資産形成の方法の一つだと考えています。
❼ 個別株は初心者にはおすすめしない理由
投資を始めようとすると、多くの人が最初に目にするのは、
「この株が2倍になる!」
「今買えば大きく儲かる!」
そんな情報ではないでしょうか。
私も投資を始める前は、「せっかく投資をするなら、大きく増やしたい」と思っていました。
でも、勉強を続けるうちに考え方が変わりました。
投資で一番大切なのは、「一気に増やすこと」ではありません。
家族のお金を長く、着実に育てることです。
その目的を考えたとき、私は個別株ではなく、インデックス投資を選びました。
1. 個別株は知識と分析が必要
個別株とは、一つの会社の株を買う投資です。
例えば、「この会社は今後もっと成長する」と考えて、その会社だけに投資します。
一見すると簡単そうですが、実際にはそうではありません。
企業の決算書を読み、売上や利益の推移を分析し、競合企業との比較や業界の動向まで調べる必要があります。
さらに、世界情勢や金利、為替の影響も考えなければなりません。
プロの投資家でさえ、将来の株価を正確に予想することは簡単ではありません。
私は本業があり、家に帰れば子どもと遊び、お風呂に入れ、一緒にご飯を食べる毎日です。
そんな生活の中で、毎日企業分析を続ける時間はありません。
だから私は、「自分には無理だ」と判断しました。
投資は生活のすべてではありません。
家族との時間を大切にしながら続けられる方法を選ぶことも、とても大切だと思っています。
2. 当たり外れが大きい
どれだけ有名な会社でも、将来どうなるかは誰にも分かりません。
今は業績が良くても、数年後には業界の変化で苦戦することもあります。
反対に、今は無名の会社が大きく成長することもあります。
つまり、個別株は「どの会社が勝つのか」を予想するゲームのような一面があります。
もちろん、それが好きな人もいますし、十分な知識を身につけて成果を出している人もいます。
ですが、初心者が運だけで勝ち続けることは簡単ではありません。
もし教育費として積み立てていたお金が、一つの会社の株価下落で大きく減ってしまったら…。
私は、そのリスクを取りたいとは思いませんでした。
子育て世代の資産形成で大切なのは、「一発当てること」ではなく、「家族のお金を守りながら増やすこと」だと考えています。
❽ 長期投資なら時間が味方になる
ここまで読んで、
「投資が必要なのは分かった。でも、やっぱり値下がりするのは怖い。」
そう感じる方もいるでしょう。
私も投資を始めたばかりの頃は、毎日のように株価を確認していました。
数千円下がっただけで不安になり、「今売った方がいいのかな」と何度も思ったことがあります。
でも、投資について学ぶ中で気付いたことがあります。
それは、**投資で一番の武器は、お金の多さではなく「時間」**だということです。
30代の私たちには、老後まで20年、30年、あるいはそれ以上という長い時間があります。
この時間を味方につけることができれば、日々の値動きに一喜一憂する必要はありません。
1. 短期では値下がりすることもある
まず知っておいてほしいのは、投資に値下がりはつきものだということです。
世界ではこれまでにも、リーマンショックやコロナショックなど、大きく株価が下落する出来事が何度もありました。
今後も、同じような出来事はきっと起こるでしょう。
だから、「投資を始めたらずっと右肩上がり」ということはありません。
積み立てを始めた翌月にマイナスになることもあります。
一年間ずっと含み損になることもあるかもしれません。
でも、それは決して珍しいことではありません。
投資は短距離走ではなく、マラソンです。
今日や明日の順位ではなく、ゴールしたときにどうなっているかが大切なのです。
2. 過去のデータでは20年以上保有するとプラスになっているケースが多い
では、なぜ長期投資が勧められているのでしょうか。
それは、過去の世界株式の実績を見ると、保有期間が長くなるほどプラスになったケースが多かったからです。
もちろん、将来も同じ結果になる保証はありません。
しかし、世界経済はこれまで何度も危機を乗り越えながら成長を続けてきました。
暴落があっても、新しい技術が生まれ、新しい企業が成長し、世界は少しずつ前へ進んできたのです。
30代の子育て世代には、「時間」という最大の武器があります。
例えば、毎月3万円を20年、30年と積み立てる人と、50代になってから慌てて始める人では、同じ金額を積み立てても結果が変わる可能性があります。
だからこそ、「いつ始めるか」がとても重要です。
私は、「もっと早く始めればよかった」と後悔するより、「今が一番若い日」と考えて始める方がいいと思っています。
3. 一番やってはいけないのは途中で売ること
投資で一番難しいのは、「何を買うか」ではありません。
「続けること」です。
株価が大きく下がると、人はどうしても不安になります。
「これ以上下がったらどうしよう。」
「今売れば損が少なくて済むかもしれない。」
そう考えてしまう気持ちは、私にもよく分かります。
ですが、過去を振り返ると、大きく下落した後に市場が回復してきた場面は何度もありました。
下がったときに売ってしまえば、その後の回復による恩恵を受けられない可能性があります。
もちろん、将来も同じように回復するとは限りません。
それでも、長期・積立・分散という考え方は、多くの投資家に支持されてきた投資手法です。
だから私は、毎月積み立てたら、必要以上に株価を見ないようにしています。
その時間で子どもと公園へ行ったり、家族で外食をしたり、思い出をつくる方がずっと大切だからです。
投資は人生を豊かにするための手段であって、人生そのものではありません。
30代の今からコツコツ積み立てることは、未来の自分や家族への仕送りです。
10年後、20年後、「あのとき始めておいて本当によかった。」
そう思える日が来るように、私は今日も淡々と積み立てを続けています。
❾ 投資を始める前にやるべきこと
ここまで読んで、
「よし、今日から投資を始めよう!」
そう思っていただけたなら、とても嬉しいです。
でも、私は一つだけ伝えたいことがあります。
焦って始める必要はありません。
投資は、生活を苦しくしてまでやるものではありません。
家族との生活が第一。
その上で、余裕のあるお金を少しずつ育てていくのが資産形成です。
実は私も、最初から毎月何十万円も投資していたわけではありません。
まずは家計を見直し、「このお金なら無理なく積み立てられる」という金額を見つけることから始めました。
だからこそ、今まで続けることができています。
投資で大切なのは、始めることよりも、続けることです。
そのためにも、最初の準備をしっかりしておきましょう。
1. 固定費を見直して余剰資金を作る
投資資金を作るために、一番最初にやるべきことがあります。
それは、「収入を増やすこと」ではありません。
固定費を見直すことです。(*借金がある人は、利子が高い借金の返済が先です。)
固定費とは、毎月必ず支払うお金のことです。
例えば、
- スマホ代
- インターネット代
- 保険料
- サブスクリプションサービス
- 電気やガスの契約
これらを一度見直すだけで、毎月数千円から数万円の節約につながることもあります。
例えば、毎月1万円節約できれば、年間では12万円。
10年間では120万円です。
しかも、一度見直せば、その効果は毎月続きます。
私も格安SIMへの乗り換えや不要な保険の見直しを行い、その浮いたお金を投資に回しています。
生活の満足度をほとんど下げることなく、将来への資産形成につなげられる。
固定費の見直しは、最も効果の高い家計改善だと思っています。
2. 生活防衛資金を確保する
投資を始める前に、もう一つ大切なことがあります。
それは、生活防衛資金を準備することです。
人生では、何が起こるか分かりません。
突然の病気。
車の故障。
家電の買い替え。
転職や収入の減少。
そんなときに、投資しているお金を慌てて売らなければならなくなるのは避けたいところです。
だから私は、「すぐに使える現金」を一定額残したうえで、余ったお金だけを投資しています。
生活防衛資金の目安は家庭によって異なりますが、一般的には生活費の数か月分を現金で確保しておくという考え方があります。
家族を守るための現金と、将来のために育てるお金。
この二つを分けて考えることが、安心して投資を続けるコツです。
3. 無理のない金額で積立を始める
「投資を始めるなら、できるだけ多く投資した方がいい。」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
大切なのは、「いくら投資するか」ではなく、「何年続けられるか」です。
毎月10万円積み立てても、半年で苦しくなってやめてしまえば意味がありません。
反対に、毎月5,000円や1万円でも、20年、30年と続けられれば、大きな力になります。
子育て世代は、教育費や住宅ローン、家族旅行など、お金が必要なイベントがたくさんあります。
だからこそ、生活を犠牲にする投資ではなく、家族が笑顔で暮らせる範囲で続ける投資を選んでください。
積立投資は、早く走る競争ではありません。
ゴールまで歩き続けるマラソンです。
家族との時間を大切にしながら、毎月コツコツ積み立てる。
その積み重ねが、10年後、20年後の家計を支えてくれる可能性があります。
未来の自分と家族に、「あのとき始めてくれてありがとう」と言ってもらうための贈り物です。
だから私は、無理をせず、自分たちのペースで続けることが、資産形成で最も大切なことだと考えています。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
もしかすると、この記事を読む前は、
「投資はお金持ちがやるもの。」
「自分にはまだ早い。」
「子どもがいるからリスクは取りたくない。」
そんなふうに思っていたかもしれません。
私も以前は、まったく同じ考えでした。
給料を銀行に預けていれば安心。
毎月コツコツ貯金をしていれば、将来も何とかなる。
そう信じていました。
しかし、日本や世界の現状を知り、お金について勉強する中で、その考えは少しずつ変わっていきました。
物価は上がり、社会保険料や税金の負担は増える可能性があります。
少子高齢化が進み、年金や退職金だけに頼る老後は難しくなるかもしれません。
つまり、これからの時代は「貯金だけ」では家族の未来を守るのが難しくなる可能性があります。
だから私は、働いて得たお金の一部を、世界中の企業にも働いてもらうことを選びました。
投資と聞くと難しく感じるかもしれません。
ですが、私がおすすめしているのは、一攫千金を狙う投資ではありません。
NISAを利用し、全世界株式や全米株式のインデックスファンドを、毎月コツコツ積み立てるという、とてもシンプルな方法です。
もちろん、投資に絶対はありません。
株価が下がることもありますし、将来も過去と同じような結果になる保証はありません。
それでも、長期・積立・分散という考え方は、これまで多くの投資家が資産形成に活用してきた方法です。
そして何より、30代の子育て世代には「時間」という大きな武器があります。
子どもが成長する20年、30年という時間を味方につけられるのは、今しかありません。
私は、子どもたちにたくさんのお金を残したいから投資をしているわけではありません。
教育費を理由に夢を諦めさせたくない。
老後に子どもへ経済的な負担をかけたくない。
家族との旅行や何気ない日常を、お金の不安なく楽しみたい。
そんな未来を目指して、今日も淡々と積立投資を続けています。
投資は人生の目的ではありません。
家族が笑顔で暮らし、将来への不安を少しでも減らすための「手段」です。
この記事が、あなたとご家族の未来について考えるきっかけになれば、とても嬉しく思います。
そして、もし今日この記事を読んで、「まずはNISAについて調べてみよう」「毎月5,000円から始めてみよう」と思えたなら、その一歩は10年後、20年後のあなたと家族にとって、大きな財産になるかもしれません。
未来は、今日の小さな一歩から変わります。
ぜひ、あなた自身と、あなたの大切な家族の未来のために、資産形成を始めてみてください。

