資産形成のロードマップ|家族の未来を守るための軌跡

はじめに

「このまま会社の給料だけで、本当に家族を守っていけるのだろうか。」

30代になり、子どもが生まれ、住宅ローンを抱えるようになると、そんな不安を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

私もその一人でした。

2020年、コロナ禍をきっかけに将来への不安を強く感じ、お金について本気で学び始めました。

そして、約6年間、家計改善や投資を実践する中で、一つの答えにたどり着きました。

資産形成で本当に大切なのは、「家計という土台を整え、長く続けられる仕組みを作ること」です。

この記事では、私が実際に経験してきた資産形成の流れを、失敗も含めて一つにまとめています。

  • なぜ資産形成を始めたのか
  • なぜ最初に投資ではなく家計改善をしたのか
  • 初めて投資を始めたときの不安
  • 投資に慣れた頃に陥った失敗
  • そして今、「投資信託」と「ビットコイン」の長期積立というシンプルな方法を選んでいる理由

この記事を読めば、このブログ全体で私が伝えたい考え方が分かります。

さらに、それぞれのテーマについて詳しく知りたい方のために、家計改善・投資信託・ビットコイン・節約などは個別の記事でも詳しく解説しています。

専門家だから伝えられる話ではありません。

ごく普通の30代・3児の父である私が、家族の未来のために悩み、学び、実践し、失敗しながら積み重ねてきた経験です。

もし今、「何から始めればいいか分からない」「将来のお金がなんとなく不安」と感じているなら、この記事がその第一歩になればうれしいです。

1️⃣ 2020年、コロナ禍で感じた将来への不安

2020年。私が本格的に資産形成について考え始めたのは、新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけでした。

当時、わが家では第二子を授かり、新しい家族が増える喜びを感じる一方で、「この先、本当に家族を守っていけるのだろうか」という漠然とした不安を抱えていました。

新型コロナウイルスの影響で、世の中は大きく変わりました。

外出自粛や営業制限、感染者数の増加など、毎日のように不安なニュースが流れ、「明日はどうなるのだろう」という空気が社会全体を包んでいました。

私自身も、「今は普通に働けているけれど、この先も今まで通りの収入が続く保証はない」と感じるようになりました。

子どもが増えれば、教育費や生活費はこれからどんどん増えていきます。

住宅ローンもあります。

もし収入が減ったらどうなるのか。

もし働けなくなったら家族はどうなるのか。

それまで深く考えたことのなかった「お金」について、初めて真剣に向き合うようになりました。

そんなときに知ったのが、過去、話題になった「老後2,000万円問題」です。

「老後には2,000万円が必要になる」という言葉を目にし、大きな衝撃を受けました。

もちろん、必要な金額は家庭によって異なりますし、この数字だけが独り歩きしている面もあります。

しかし、私にとって大切だったのは金額そのものではありません。

「会社の給料だけに頼っていて、本当に将来は大丈夫なのだろうか」

そう考えるようになったことが、資産形成を始める大きなきっかけになりました。

それまでの私は、お金について特別な知識があったわけではありません。

投資は「なんとなく怖いもの」「損をする人がやるもの」というイメージを持っていました。

一方で、銀行に預けておけば安心だとも思っていました。

しかし、お金について調べれば調べるほど、自分が知らないことがあまりにも多いことに気付きます。

「将来が不安だから何もしない」のではなく、「将来が不安だからこそ、今できることを始めよう。」

そう考え、私は資産形成への第一歩を踏み出すことを決めました。

そして最初に取り組んだのは、投資ではありませんでした。

家計を見直し、生活の土台を整えることから始めたのです。

2️⃣ 最初に始めたのは投資ではなく家計改善

資産形成と聞くと、多くの人は「投資を始めること」を思い浮かべるかもしれません。

しかし、私が最初に取り組んだのは投資ではありませんでした。

家計を見直し、生活の土台を整えることです。

なぜなら、投資で利益を増やす前に、「毎月お金が残る仕組み」を作ることの方が大切だと考えたからです。

お金について学ぶ中で、私が特に印象に残った考え方があります。

それは、生活水準は一度上がると、下げることがとても難しいということです。

これは経済学で「ラチェット効果」と呼ばれる考え方で、一度慣れてしまった生活レベルは、簡単には元に戻せません。

例えば、毎月の収入が増えれば、

  • 少し高い家に住む
  • 少し高い車に乗る
  • 外食が増える
  • 欲しい物を気軽に買う

というように、知らないうちに生活費も増えていきます。

そして、一度その生活に慣れてしまうと、元の生活へ戻すことは容易ではありません。

だから私は、「収入を増やすこと」よりも先に、「生活費を抑えること」に力を入れることにしました。

生活費が低ければ、それだけ毎月投資に回せるお金が増えます。

さらに、それだけではありません。

生活費が低いということは、人生の自由度が高くなるということでもあります。

例えば、毎月30万円かかる家庭と、20万円で生活できる家庭では、必要な資産額が大きく変わります。

仮に3,000万円の資産があったとしても、

毎月30万円使う家庭なら約10年で資産を使い切ります。

一方で、毎月20万円で生活できる家庭なら約15年間生活できます。

もちろん実際には、投資の運用益や年金などもあるため単純な計算ではありません。

それでも、生活費が低いほど将来への安心感が大きくなるという考え方は変わりません。

だからこそ、私は資産形成の第一歩は投資ではなく、「生活水準を整えること」だと考えています。

では、具体的に何から始めればいいのでしょうか。

私がおすすめしたいのは、固定費の見直しです。

節電のために電気をこまめに消したり、数十円安い商品を探してスーパーを何軒も回ったりする節約も決して無駄ではありません。

しかし、そのような節約は効果が小さいうえに、毎日続けなければならず、疲れてしまうこともあります。

一方、固定費は一度見直してしまえば、その後は何もしなくても節約効果が続きます。

私自身が取り組んだのは、

  • 格安SIMへの乗り換え
  • 加入していた保険の見直し・解約
  • サブスクリプションサービスの見直し・解約

などでした。

家庭によっては、家賃や住宅ローンの見直しなども大きな効果があります。

固定費を見直すだけで、毎月数千円から数万円の支出を減らせることも珍しくありません。

そして、その浮いたお金は、我慢して貯めるのではなく、将来の自分や家族のために投資へ回していく。

これが、私が資産形成を始めて最初に取り組んだことです。

毎月の支出を家計簿で見える化し食費や日用品などの変動費についても工夫していますが、それについては長くなるため、別の記事で詳しくご紹介したいと思います。

3️⃣ 浮いたお金で投資を始めた

家計を見直し、毎月少しずつお金が残るようになると、次に考えたのは「このお金をどう活かすか」でした。

そこで私が選んだのが、株式投資です。

とはいえ、最初から大きなお金を投資したわけではありません。

むしろ、「本当に投資なんて始めて大丈夫なのだろうか」という不安の方が大きかったことを覚えています。

「投資は損をするもの」

「お金持ちがやるもの」

そんなイメージを持っていた私にとって、お金を投資に回すことは、とても勇気がいる決断でした。

だから私は、自分にこう言い聞かせました。

「まずは1000円から始めてみよう。」

「1000円投資なんて意味がない。」

そう思う方もいるかもしれません。

でも、私はそうは思いません。

1000円からの投資には1000円以上の価値があると思っています。

大切なのは金額ではなく、「投資を始める」という最初の一歩です。

新しいことを始めるには、想像以上に大きなエネルギーが必要です。

証券口座を開設し、商品を選び、実際に注文ボタンを押す。

この一連の流れを経験することが、何よりも大切だと私は思っています。

1000円でも実際に投資を始めれば、自分のお金が市場で運用される感覚を知ることができます。

値動きが気になったり、経済ニュースを見るようになったり、お金に対する考え方が少しずつ変わっていきます。

その小さな一歩が、将来の大きな資産形成につながるのです。

私が最初に選んだのは、投資信託でした。

理由はシンプルです。

投資について勉強する中で、多くの書籍や国が推奨していたのが、「長期・積立・分散」という考え方だったからです。

その考え方を最も実践しやすい商品が、全世界株式に投資するインデックスファンドでした。

個別企業を自分で選ぶ必要がなく、世界中の企業へ幅広く分散投資ができます。

さらに、毎月一定額を積み立てることで、価格が高いときも安いときも自動的に買い続けることができます。

投資初心者だった私にとって、「難しいことを考えなくても、コツコツ続けられる」という点は、とても魅力的でした。

こうして私は、つみたてNISAで投資信託の積立を始めました。

振り返ってみると、一番大変だったのは投資を続けることではありません。

始めることでした。

始めてしまえば、積立設定によって毎月自動で投資が続きます。

もちろん、相場が下がって不安になることもあります。

それでも、「まず一歩踏み出した」という経験が、その後の資産形成を支えてくれています。

だから私は、これから資産形成を始めようと思っている方には、こう伝えたいです。

最初から大きな金額を投資する必要はありません。

100円でも、1,000円でも構いません。

大切なのは、完璧なタイミングを待つことではなく、「まず始めてみること」です。

その小さな一歩が、数年後、数十年後の自分や家族の未来を大きく変えてくれるかもしれません。

4️⃣ 投資に慣れた頃が、一番危険だった

投資信託の積立を続けるうちに、少しずつ投資に慣れてきました。

最初は100円の値動きにも一喜一憂していた私でしたが、数か月もすると、その値動きにも動じなくなり、「投資って意外と難しくないな」と思うようになっていました。

今振り返ると、この頃が一番危険な時期だったと思います。

知識も経験もまだ十分ではないのに、「少し分かってきた」という自信だけが先に大きくなっていたのです。

投資を始めると、自然とSNSやYouTubeで情報を集めるようになります。

すると、

「今は○○株が熱い!」

「次に10倍になる銘柄はこれ!」

「インド経済はこれから成長する!」

「高配当株で配当金生活!」

そんな魅力的な情報が目に入ってきます。

そのたびに、「自分もやってみたい」と思うようになりました。

まず手を出したのは、個別株でした。

「この会社は将来伸びそうだ。」

そう思って購入しても、株価は自分の思い通りには動きません。

毎日のように株価を確認し、一喜一憂する日々が続きました。

さらに、高配当株にも挑戦しました。

毎年配当金がもらえるという仕組みはとても魅力的に感じました。

「配当金だけで生活できたらいいな。」

そんな憧れもありました。

しかし、当時の私は、まだ十分な資産を築けていない段階でした。

今思えば、まず目指すべきは配当金ではなく、「資産そのものを大きく育てること」だったのです。

その頃の私は、「次に伸びるもの」を探し続けていました。

あれも良さそう。

これも良さそう。

気が付けば、自分の投資方針が分からなくなっていたのです。

もちろん、個別株や高配当株などを否定しているわけではありません。

それぞれに魅力があり、自分の目的に合えば良い投資先だと思います。

ただ、当時の私には明確な投資の軸がありませんでした。

周りの情報に影響され、その時々で話題になっているものへ飛びついていただけだったのです。

そんな迷走を経験したからこそ、私は一つのことに気付きました。

産形成で大切なのは、「何に投資するか」よりも、

「どんな目的で投資するか」ということです。

私の目的は、一攫千金ではありません。

将来お金に困らないようにすること。

子どもたちの教育費や老後資金を準備すること。

その目的を改めて考えたとき、「流行を追い続ける投資」は自分には合っていないと気付きました。

それ以来、私は投資の原点に戻りました。

主軸は、世界中へ分散投資できる投資信託をコツコツ積み立てること。

そして、自分が将来性を信じているビットコインを、リスクを取り過ぎない範囲で積み立てること。

派手さはありません。

短期間で資産が何倍にもなることもありません。

それでも、この方法が私にとって最も安心して長く続けられる投資スタイルだと考えています。

今でも、新しい投資先の情報を目にすると興味を持つことはあります。

しかし、以前のように飛びつくことはなくなりました。

「これは、自分の資産形成の目的に合っているだろうか。」

そう自分に問いかけてから判断するようになったのです。

遠回りをしたからこそ、自分に合った投資スタイルを見つけることができました。

もしこれから投資を始める方がいるなら、私が一つお伝えしたいことがあります。

投資に慣れてきた頃こそ、一度立ち止まってみてください。

その頃が、一番自信を持ちやすく、一番判断を誤りやすい時期かもしれません。

資産形成は短距離走ではなく、何十年も続く長距離走です。

焦らず、自分の目的を忘れずに、一歩ずつ積み上げていくことが何より大切だと、私は実感しています。

5️⃣ 今の投資スタイル ― 遠回りしたからこそ、たどり着いた答え

家計改善から始まり、投資信託、個別株、高配当株、暗号資産……。

振り返ると、私は決して一直線に資産形成を続けてきたわけではありません。

「もっと増やせる方法があるのではないか。」

「今はこれが流行っているらしい。」

そんな情報に心を動かされ、そのたびに投資先を変えていた時期もありました。

しかし、さまざまな経験をしたからこそ、今は自分なりの答えにたどり着くことができました。

現在の私の資産形成の軸は、とてもシンプルです。

「投資信託」と「ビットコイン」を、長期で積み立て続けること。

これだけです。

まず資産の中心となっているのが、全世界株式(オール・カントリー)などのインデックスファンドです。

世界には、時代とともに成長してきた数え切れないほどの企業があります。

もちろん、一つひとつの企業の未来を予測することはできません。

しかし、世界全体で見れば、長い歴史の中で経済は成長を続けてきました。

だから私は、「どの会社が伸びるか」を予想するのではなく、「世界全体の成長に投資する」という考え方を選びました。

毎月決まった金額を淡々と積み立てる。

相場が上がっても、下がっても続ける。

派手さはありませんが、私にとって最も安心して続けられる方法です。

そして、もう一つ積み立てているのがビットコインです。

ビットコインは値動きが非常に大きく、短期間で価格が大きく上下します。

実際に、2025年には1,800万円台まで上昇した一方で、2026年には1,000万円台まで下落する場面もありました。

こうした値動きを見ると、不安になる人も多いと思います。

しかし、私は短期間で利益を得ることを目的に投資しているわけではありません。

ビットコインが将来さらに普及し、価値を高めていく可能性があると考えているからこそ、長期目線で積み立てています。

価格が下がることもあります。

もちろん、将来必ず値上がりする保証はありません。

極端な話をすれば、価値が大きく下がる可能性もゼロではないでしょう。

だからこそ、私はビットコインに資産のすべてを投資することはありません。

私が目安としているのは、資産全体の約10%をビットコインにすることです。

これは、「ビットコインなら絶対に儲かる」と考えているからではありません。

将来性を信じる一方で、リスクも受け入れられる範囲に抑えたいと考えているからです。

もし大きく成長すれば、その恩恵を受けることができます。

一方で、期待どおりにならなかったとしても、家族の生活が大きく揺らぐことはありません。

投資では、「どれだけ増やせるか」だけでなく、「どれだけ安心して続けられるか」も同じくらい大切だと思っています。

資産形成は、数か月や数年で終わるものではありません。

何十年と続けていくものです。

だから私は、相場を毎日追いかけたり、一攫千金を狙ったりするよりも、自分が納得できる方法をコツコツ続けることを選びました。

遠回りをしたからこそ分かったことがあります。

資産形成に近道はありません。

大切なのは、自分の目的を見失わず、無理のない方法を続けること。

これからも私は、投資信託とビットコインを積み立てながら、家族の未来のために一歩ずつ資産を築いていきたいと思っています。

6️⃣ 最後に ~私が読者の皆さんへ伝えたいこと~

ここまで、私が2020年から実践してきた資産形成についてお話ししてきました。

振り返ってみると、決して順風満帆ではありませんでした。

コロナ禍で将来に不安を感じ、お金について学び始め、家計を見直し、投資を始めました。

途中では、個別株、高配当株、インド株など、さまざまな投資にも挑戦し、遠回りをした時期もありました。

だからこそ今、はっきりと言えることがあります。

資産形成に一発逆転はありません。

SNSやYouTubeでは、「短期間で資産が何倍になった」「○○で大きく儲かった」という話を目にすることがあります。

もちろん、そのような成功を収める人もいるでしょう。

しかし、それは誰でも再現できる方法ではありません。その下には、多くの失敗した人たちがいます。

私が目指しているのは、一攫千金ではなく、家族が将来お金に困らない生活です。

そのためには、短期間で大きく増やすことよりも、長く続けられる方法を選ぶことの方が、はるかに大切だと考えています。

私が資産形成を始めて感じたことは、投資の前にやるべきことがあるということです。

まずは家計を整え、無理なく投資に回せるお金を作ること。

そして、そのお金を長期・積立・分散という考え方で投資し、焦らず続けること。

とてもシンプルですが、この積み重ねこそが資産形成の土台になると私は信じています。

つまり、

家計改善 → 投資 → 継続

この順番が何よりも大切です。

投資だけに目を向けるのではなく、家計という土台を整えることで、相場が大きく下落したときでも慌てずに続けることができます。

そして、最後にもう一つ、私が大切にしていることがあります。

それは、資産形成は人生を豊かにするための「手段」であって、「目的」ではないということです。

将来への備えはもちろん大切です。

でも、そのために今しかない時間を犠牲にしてしまっては、本末転倒だと私は思います。

子どもの成長は本当にあっという間です。

「パパ、一緒に遊ぼう。」

そう言ってくれる時間には限りがあります。

その時間は、お金では二度と買い戻すことはできません。

だから私は、家族との思い出や経験など、本当に価値があることにはお金を使いたいと考えています。

一方で、見栄のための買い物や、なんとなく続けている支出など、自分にとって価値の低いものには、できるだけお金を使わないように意識しています。

お金を使うことを我慢するのではなく、「何に使うか」を大切にする。

それが、私なりの資産形成の考え方です。

このブログでは、これからも私自身が学び、実践し、時には失敗しながら得た経験を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

私は専門家ではありません。

だからこそ、初心者の方と同じ目線で、一緒に学び、一緒に成長していけるブログを目指しています。

もしこの記事を読んで、「自分も何か始めてみようかな」と思っていただけたなら、とてもうれしく思います。

資産形成は、今日始めた人も、10年前に始めた人も、ゴールはありません。

大切なのは、昨日の自分より一歩前に進むことです。

これからも「ふえやっこ」では、家族との時間を大切にしながら、無理なく続けられる資産形成について発信していきます。

皆さんと一緒に、将来のお金の不安を少しでも減らし、安心して笑顔で暮らせる未来を目指していけたら幸いです。

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